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Channel: 田亀源五郎 Gengoroh Tagame(@tagagen) - Twilog
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6月26日のツイート

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全てが成功しているとは思わないし(いっそスラップスティックにしてくれればまだしも)、どういう目論見なのかすら判らない部分もあるが(ひょっとして作ってる側も途中から収拾がつかなくなってしまったのではなんて疑念も)、ともあれ変わった、でも何だかスゴい映画だった。裏話を知りたい…。

posted at 03:31:07

最初のうちは、そういった極端なキャラ造形で笑わせるブラックユーモアなのかと思っていたが、最後の方は笑うに笑えずといったシリアスさも顔を覗かせ、そして何とも不穏な突き放すような結末に。まるで主人公のカルメンとその物語が、現実の力でフィクション世界から追い出されてしまったような後味。

posted at 03:24:11

映像からして、カメラはずっと傾いているし、場面転換のワイプはアブストラクト図形だし、映像に工夫を凝らす木下作品の中でも、かなり尖っている印象。キャラも強烈で、特にヒゲのある右翼の女性代議士(三好栄子)と、息子を原爆で亡くし何でもかんでも原爆に結びつける女中(東山千栄子)がヤバい。

posted at 03:11:41

大筋は、純真なストリッパーが前衛芸術家に恋をしたことで羞じらいを知ってしまい、そこに金目当ての結婚や選挙狙いの代議士が絡み…といった内容だが、そこに単身女性とシングルマザーの貧困や、再軍備に割れる日本社会への風刺等が加わり、毒気や笑いも盛り沢山、話がどこに向かうのか見当もつかず。

posted at 03:03:58

『カルメン純情す』見終わった。木下惠介監督の1952年作。『カルメン故郷に帰る』の続編という知識はあったし、レコードでは織井茂子が吹き込んでいた主題歌も大好きだったのだが、いざ見てビックリ、こんな怪作だったとは。何ともアヴァンギャルドな風刺コメディで、風刺に人情が吹き飛ばされていく。

posted at 02:46:32

RT @Paromino: 6/27〜7/2まで銀座ギャラリー暁で開催の『101匹•猫展 19』に2点出品します。ちょっと目つきの悪いにゃんズですがよろしくですw pic.twitter.com/KAR1wr5KS3

posted at 00:07:42


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