しかしここのところ、川島雄三監督の日活時代の作品を立て続けに見ているせいで(面白くて外れがない上にアマプラ見放題にあるもんだから、つい次は次はとなる)、ぼちぼち、どの三橋達也がどの映画だったか混乱してきたw 子供の頃は「連想ゲームに出ているおじさん」というイメージだったな。
posted at 02:41:30
そして色々こじれそうだったり不穏な気配をはらんだところで、第1部完。前述の生々しさ以外の部分で、つい『君の名は』を連想したが、これがこういう大作メロドラマの定型パターンなのかしらん。若く綺麗だが内向的な南田洋子と、明るく熟れた魅力の轟夕起子という、ダブルヒロインの対比が面白い。
posted at 02:26:08
その反面、性的なニュアンスは妙に尖っている。のっけから子宮筋腫の手術で始まり、解剖学用語で生殖器の名称をあからさまに語る夫人たち。若妻に生足の付け根をマッサージさせる中年の夫。熟女である母のシュミーズ姿を見て、女としての母を疎ましく思う学生の息子。生々しさにドキッとさせられる。
posted at 02:19:35
『飢える魂』見終わった。川島雄三監督。親ほど年の離れた夫に抑圧されている若妻と、とうに夫を亡くして女手1つで思春期の子供たちを育てている未亡人が、それぞれ全国あちこち観光名所で夫ではない男に迫られ揺れ動く、よろめきメロドラマ。ここぞという場面では主題歌が鳴り響き、実に大時代的。
posted at 02:12:34