とにかく小ネタが豊富で、特に、極端な悪人やら善人やらではない、どこにでも居そうな小市民的で、好感度は低いけれども親近感は沸くようなアレコレを、カマボコやら煎餅やら玄米茶という、これまたいじましいアレコレで描くもんだから、ついクスクと笑わされる。木下監督、底意地が悪いわ~😅
posted at 00:58:15
笑った。強盗がいつまでたっても家に押し入れないのも可笑しければ、家に出入りする人々が下心を隠して上っ面を整える様の、丁寧で意地の悪い描写も良い。メインの夫婦が高峰秀子と佐田啓二で、同コンビによる家族愛の感動大作『喜びも悲しみも幾歳月』や、『楢山節考』のセルフパロディまで飛び出す。
posted at 00:45:31
『風前の灯』見終わった。木下惠介監督の1957年作。老婆が溜め込んだ金を目当てに郊外の一軒家を強盗が狙うが、人の出入りが激しく全くチャンスが訪れない。いっぽう家の中では老親の金をあてにする息子夫婦、金の無心にくる親類、新旧の下宿人等がギスギスしたやり取りを繰り広げ…というコメディ。
posted at 00:37:21