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Channel: 田亀源五郎 Gengoroh Tagame(@tagagen) - Twilog
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10月25日のツイート

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じっさい、イントロとクライマックスを覗いた全体を占める、かなり長め日常描写は、国境警察とその周辺という生活を描いた人間ドラマとして大いに魅力的。クライマックスの篭城戦も、さながら西部劇といった塩梅で、アクション映画的な見応えがあり。

posted at 04:20:25

ただ人間ドラマ部分が、さほどプロパガンダ的な作為性を感じさせず、ベテランに対する新人の反発だとか、複数のキャラクターで親子という関係のドラマを並行して描くとか、そういった普遍的な要素にフォーカスが当たっているので、そこいらへんは素直に楽しめるし面白い。

posted at 04:15:04

そういったプロパガンダ要素の出し方は、先日見た日比合作の『あの旗を撃て』などと比べると、さほどあからさまなではないので、わりとそれが気にならずに見やすいんだけれど、逆にそれだけ巧妙だとも言えるので、やはりちょっと複雑な気持ちにさせれられます。

posted at 04:07:47

プロパガンダ要素としては、満州国建国および朝鮮半島支配の正当化と、日本の朝鮮に対する庇護的役割の強調、日本人も朝鮮人も共に官民一体となって敵の脅威に立ち向かおうというメッセージ。

posted at 04:04:50

イントロは、新たな若い国境警察官の赴任歓迎会と、その直後に朝鮮人巡査が匪賊の凶弾によって殉職してしまうという事件。それから後は、国境警察およびその周辺の人々の日常生活がディテール豊かに描かれ、そして匪賊の襲撃による立てこもり銃撃戦がクライマックスという構成。

posted at 03:56:11

夕飯食べて『望樓の決死隊』見終わった。今井正監督による1943年の国策映画。朝鮮半島北部を舞台に、満州国建国によって追われてきた匪賊と、国境警察官との闘いを描いた内容。警察署長が高田稔、その妻に原節子。日本統治時代下の朝鮮映画人も多く協力。

posted at 03:50:04


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